G飯のはじまり
キャンプで美味しいものを食べてとにかく笑顔になってもらいたい!!
コロナ禍で突然普通のことが普通に出来なくなったり、悲しみと不安な話が多くなった時に、
自分ができることは何なのか改めて考えさせられた瞬間がありました。
さりげなく始めたのが、僕のInstagramのキャンプアカウント@matsukuracampで、おバカなキャンプ飯の投稿で、見てくれた誰かが一瞬でも、ほっこりしてもらえればと思い活動してきました。
気がついたら、フォロワー5.9万人
もちろん、キャンプスパイスを作りたい!という夢は当初から持っていて、プロフィールにも書いていましたが、バズを狙おうとか、ここから名をあげようとか全くそんな気はなく、アウトドアスパイスの研究もかねて、ただただひたすらに自分の食べたいワイルドなキャンプ飯を投稿していきました。
キャンプ飯の投稿はそれ以来、毎日欠かさずに朝7時前後に投稿。
「飯テロだ」
「朝から見てはいけないもの見てしまった」とコメントを多くもらっていて、僕もそんなコメントをもらえることをひそかな喜びにしています笑
コツコツ続けていくうちに、気がついたら一年足らずで5万人の方々にフォローされるアカウントに。
もう奇跡を見ているようでした。
スパイス研究の集大成、スパイスマップの完成
instagram投稿をはじめてから、自分の大好きなキャンプ飯とアウトドアスパイスの研究を続けていたのですが、それぞれのアウトドアスパイスに使われている素材には違った特長があることが分かり、料理や食材によって使い分けをするようになっていきました。
研究成果の集大成として、キャンプのシーンや食材に合うスパイスを選定できる「スパイスマップ」なるものを完成させ、SURF&SNOWの記事の中で発表させてもらいました!
毎日キャンプスパイスと向き合う中で
海外製品も含めてアウトドアスパイスを探求していましたが、どのスパイスも様々な特徴があって、本当に美味しかったんです。
でも、どうしても「ごはん(白飯)」に合うスパイスが見つからなかったんです。
次第に「肉と一緒に食べる白飯をもっと美味しく食べれたならば」がキャンプ飯を探る最大のテーマになってきました。
そんなある時、ちょうどSNSで知り合った青森のにんにく生産者吉田さんのことを思い出し、そのヒントが無いか青森のにんにく畑に訪問することにしたのです。
辿り着いた答え、それが「ガーリックライス」
青森に行って正解でした。青森のにんにく生産者よしだやの吉田さんは、とても素敵な方でした。
にんにくの美味しさを追求はもちろん、日本の農業自体の在り方も考えていて、そんなマインドに触れて、僕も色々と浄化されました笑。
なによりも、吉田さんのにんにくは糖度も高くフレッシュな香りが非常に強い。
理想的なにんにくをみつけ、「このフレッシュで食欲のわくにんにくの香り」をシンプルに活かせないか?と考えた結果、1つのメニューが頭に浮かびました。
ステーキと相性のよいガーリックの香り、
アウトドアだから許される強い香り、
食欲と笑顔が増えそうなこの香り、
とにかく食べたくなるこの香り、
そのすべてをもち合せるのが、もともと自身が大好きな「にんにく」そのものでした。
にんにくの美味しさを@matsukuracampらしくワイルドにジャンキーに背徳感たっぷりに表現できるご飯が出来たならば。
そこで考え付いたメニューが「ガーリックライス」だったのです。
青空の下でガシガシ食べれるガーリックライス、それがコンセプトとなりました。